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  1. 大網白里市議会 2021-12-16
    12月16日-05号


    取得元: 大網白里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-01
    令和 3年  第4回定例会    令和3年12月16日(木)◯議事日程(第5号) 第1 議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算(第8号) 第2 委員会審査報告について 第3 常任委員の選任について 第4 議会運営委員の選任について 第5 議員派遣について 第6 閉会中の継続調査に付することについて-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 日程第1 議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算(第8号) 日程第2 委員会審査報告について 日程第3 常任委員の選任について 日程第4 議会運営委員の選任について 日程第5 議員派遣について 日程第6 閉会中の継続調査に付することについて-----------------------------------     午前10時50分 開議 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) おはようございます。 ただいまの出席議員数は18人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 諸般の報告は朗読を省略し、机上に配付してあります印刷物によりご了承願います。----------------------------------- △日程第1 議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算(第8号) ○議長(北田宏彦議員) 日程第1、議案を上程いたします。 議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 皆さん、おはようございます。 ただいま議題に供されました議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算提案理由をご説明申し上げます。 本案は、歳入歳出予算にそれぞれ3億1,617万6,000円を追加しようとするものでございます。 その内容でございますが、0歳から高校3年生までの児童を対象とする子育て世帯への臨時特別給付金10万円を全額現金により一括支給するため、必要となる経費を増額するものでございます。 以上で議案第14号の提案理由の説明を終わります。 ○議長(北田宏彦議員) これより質疑を行います。 希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題に供しております案件については、総務常任委員会へ付託することといたします。 暫時休憩いたします。     午前10時52分 休憩-----------------------------------     午前11時16分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の日程に先立ち、ご報告申し上げます。 ただいま総務常任委員長から委員会審査報告書の提出があり、これを受理いたしました。 机上に配付しておりますので、ご了承願います。----------------------------------- △日程第2 委員会審査報告について ○議長(北田宏彦議員) 日程第2、委員会審査報告についてを議題といたします。 はじめに、総務常任委員会に付託されました案件のうち陳情第9号の審査結果については、お手元に配付の陳情審査報告書のとおりであります。 お諮りいたします。 本件についての委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認め、さよう決しました。 次に、総務常任委員会に付託されました議案3件及び陳情2件の審査結果について、委員長の報告を求めます。 総務常任委員長黒須俊隆議員。     (総務常任委員会委員長 黒須俊隆議員 登壇) ◆総務常任委員会委員長黒須俊隆議員) それでは、総務常任委員会に付託されました議案3件の審査報告をさせていただきます。 議案の審査結果につきましては、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、議案第1号 令和3年度大網白里一般会計補正予算、議案第8号 大網白里市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算は、いずれも賛成総員により原案可決となりました。 次に、本委員会に付託されました案件の審査のうち、主な質疑を要約してご報告いたします。 はじめに、議案第1号でございますが、庁舎に係る基金残高はどのくらいあるのかとの質問に対し、基金残高は約9億6,800万円であるとの答弁がございました。 次に、庁舎管理費における実施設計業務について、9月の全員協議会の説明と比べて金額が増加した理由は。また、耐震診断の再検証の必要があるとのことについて、過去の耐震診断結果を使うことができないのか。また、それにより費用を抑えることはできないのかとの質問に対して、今回はこれまでの全員協議会における意見等を踏まえた上で、防水改修耐震補強などの改修を内容とした第1期工事を行うための所要額を計上したところだが、この経費について9月の全員協議会では実態とそぐわない安易な数値を示してしまい、大きく差異が生じる結果となった。今後このようなことがないよう、しっかりとした説明に努めてまいりたい。なお、作業ウエートが集中するということについては、工事の項目が第2期から第4期までと比べて第1期のほうが多くなり、工事予算に関係なく図面の作成枚数が増え、初期段階で今後の工事に利用できる図面の作成が必要となることから、これにより人件費が第2期から第4期までと比べて割高となり、550万円の増額となった。また、耐震補強設計に伴い耐震診断の検証が必要になったことについては、第1期工事には耐震補強工事が含まれており、この実施設計を行うためには平成29年度に実施した耐震診断調査の結果を使用することになるが、当該調査を行った業者以外の者がこの結果を使用する場合は、改めて検証作業が必要となる。今後の発注に当たっては、一般競争入札を予定しているが、公平性を確保するためにも、この検証作業が必要と判断したところである。これにより、414万円の増を見込み、合計で964万円を増額するに至った。ただし、過去の診断調査を行った業者が受注する場合は、計上した414万円の費用を減額した価格で応札することも想定され、その場合は減額も可能かと考えているとの答弁がございました。 次に、実施設計が4期に分割されているが、仮に一括発注したら安くなるのではないかと思うが、当初の予定どおり4期に分けた場合と一括で発注した場合の金額はどうなるか。工事費についても、一括で発注した場合はどのようになるかとの質問に対し、基本設計を行った設計事務所に確認したところ、4分割した場合の実施設計費については、一括発注による場合の5,000万円と比べて1,600万円の増額となる6,600万円が見込まれるとのことで、率にして32パーセントの割増しとなる。ただし、この金額には耐震診断検証費用414万円も含まれるので、これを除くと1,186万円増の6,186万円となり、23.7パーセントの割増しとなる。また、工事費については、基本設計はあくまで全体的な概算経費を算出したものであり、4期に分割発注することによる工事費割増しを算出することは難しいとのことだが、一般的な経験則からすると、1割から2割程度の増額が見込まれるのではないかとの見解であった。これを基に仮算定すると、全体工事費として当初算出された額が7億8,360万円であるのに対して、1割増の場合は約8億6,000万円、2割増で約9億4,000万円の工事費が見込まれるところであるとの答弁がございました。 次に、さきの一般質問であったと思うが、補助金の活用はできないのかとの質問に対して、今定例会一般質問の中で二酸化炭素排出抑制対策事業補助金庁舎関連で使われているとの発言があったが、本市においても令和元年度から2年度にかけて、当該補助金を使って大網病院農村環境改善センター、農村ふれあいセンターLED照明空調設備の改修を実施したところである。しかしながら、この補助金はその時点で最終年度であり、終了した事業であるということを聞いている。また、今回の庁舎改修に当たっていろいろと調査は行っているが、現在のところ活用できる補助金メニューがない状況である。ただし、国の補助金は毎年補助メニューが変わるため、活用できるものはしっかりと活用し、補助金の確保に努めたいと考えており、引き続き調査を続けたいとの答弁がございました。 次に、設計費が今回倍になった理由の一つとして、第1期にウエートが集中したというのがあって、図面作成とかその他代金にかかる分が多いからということで、そうなのかと思ったが、そうなると2期目以降は当初の計画より少なくなるのか。あるいは、4分割ではなくて、統合することも含めて考えられるのかとの質問に対して、実施設計を4期に分けた場合は、その経費として6,600万円が見込まれている。当初予定していた実施設計費が5,000万円ということで、4分割することにより1,600万円、32パーセントほどの割増しが出てくるが、それと比べて第2期は23.8パーセントの増、第3期は8.5パーセントの増、第4期は15.3パーセントの増となっており、この数値からも第1期分に集中していることが分かると思うとの答弁がございました。 次に、まずは議案第1号を通さなければいけないということを前提にした場合、仮に残りの第2期から第4期をまとめて発注した場合の設計費工事費の増はどのくらいになるのかとの質問に対し、第2期から第4期までをまとめることで、実施設計費は約200万円、施工管理費で約900万円の減額が見込まれる。工事費については、経験則からの数字であり具体的には答えられないが、第2期から第4期までの工事を一つにまとめることにより効果は十分に発揮できると考えているとの答弁がございました。 次に、実施設計業務と今後のスケジュールはどうなるか。エレベーターの設置はいつになるのか。今後の庁舎整備をどのように進めていくつもりなのかとの質問に対し、実施設計業務の工期は、約10か月を見込んでいる。今回の予算が承認された場合は、直ちに一般競争入札の準備をし、1月中に入札執行、2月に契約締結する予定である。工事スケジュールについては、実施設計業務が完了した後、令和4年度の2月補正予算または令和5年度の当初予算に工事費を計上の上、令和5年度の早いうちに工事着手、工期は6か月程度を見込んでいる。エレベーターについては、令和6年度末に設置を完了する予定である。また、最終的な工事完了については令和8年度末を見込んでいる。今後の庁舎整備の進め方については、現庁舎の長寿命化を図るため、構造上の問題の抜本的な改善や、定期点検等で指摘を受けている各種設備の早急な改修を内容とする第1期工事を確実に実行したいと考えている。また、一部報道等にもあるように、建築資材の高騰や人件費の上昇も懸念されるところであり、このような動向を十分に注視しながら慎重かつ丁寧な対応に努めたい。あわせて、庁舎等建設基金内での整備を念頭に、事業内容の精査に取り組みたいと考えているとの答弁がございました。 次に、1期目の工事は何としてもやりたいという説明であったと思うが、前期工事ではないのかとの質問に対し、9月の全員協議会で説明したとおり、第2期工事までは確実に行いたい。そのためにも、第1期と第2期工事分実施設計を併せて実施したいと提案したつもりであったが、確実に第1期工事を進めるようにと捉えたことから、このような予算計上をしたのが実際のところであるとの答弁がございました。 次に、第1期工事が1億4,800万円で、この工事費が5パーセント、10パーセント増えるとなるとかなりの額となるが、市の説明不足があると感じる。第1期、第2期に分ける意味が全くない。例えば、第1期と第2期をまとめれば、工期が相当短くなるはずだと思う。来年度の当初予算で組んでも早く終わるのではないか。せめて第2期工事まではまとめたほうがよいのではないかとの質問に対し、これまでの意見を踏まえた中で、第1期は至急やるべきという意見であったと理解しているので、それに基づいて準備してきた。第2期以降の設計を含めて工事発注も早められないかとのことだが、設計業務につき第1期分と第2期分を並行して行うことは難しいと思われるとの答弁がございました。 このほか、今回の補正予算に計上されている第1期工事の改修項目には必要性、緊急性があり、順調に進めてもらいたいが、庁舎改修には多額の予算を要することから、改修目的に応じて活用可能な補助金の精査や基金の範囲内での事業となるよう、議会への説明も含めて慎重かつ丁寧に取り組んでいただきたいとの意見や、第2期から第4期の工事について、今後は資材の高騰や人件費の上昇といった心配もある中で、まとめて発注したほうが経費全体を抑えられるとの回答であったが、今後の財政状況もあるので、第1期工事の進捗状況等を見据えた中で慎重に精査し判断することが必要との意見や、優先順位として第1期分をということで計画を立ててきたのは、議会を尊重した形であるとの答弁だったと思う。議会総員でそのようになったわけではないが、そのような意見を考慮した上での計画であり、2期目以降についても速やかに進められるような体制で順番どおりやっていけばよいのではないかと思うとの意見がございました。 また、地場産品販路拡大支援事業について、当初はどこかで打ち切ることを考えていたのかとの質問に対して、もともとは地方創生臨時交付金を活用してスタートしたものであり、当時は巣籠もり需要等の関係で通信販売などが伸びるだろうということで実施したところだが、思いのほかふるさと納税に反映された。地方創生臨時交付金の枠は既に超えているが、ふるさと納税が伸びていく中で、一般財源を活用してでも地場産品販路拡大支援事業を行ったほうがいいという判断を基に予算計上したものであるとの答弁がございました。 続いて、議案第8号についてでございますが、県からの権限委譲ということで、これらの手数料は全て県で徴収していた手数料と同じかとの質問に対して、同じであるとの答弁がございました。 次に、本日付託されました議案第14号についてでございますが、支給時期はいつ頃かとの質問に対し、児童手当受給世帯への支給については今月中に行う。また、それ以外の方への支給については、1月上旬に通知をし、申請を受け随時支給するとの答弁がございました。 また、年明けに支給される方の人数はどのくらいを見込んでいるかとの質問に対し、支給総数6,313人のうち4,632人が年内支給となる予定であるとの答弁がございました。 以上で本委員会に付託されました議案3件の審査報告を終わります。 引き続き、本委員会に付託されました陳情2件の審査報告をさせていただきます。 陳情の審査結果につきましては、お手元に配付の陳情審査報告書のとおり、第3回定例会からの継続審査としておりました陳情第5号 名刺に関する陳情については、賛成者がなく不採択と決定いたしました。 また、陳情第10号 入札の透明性、競争性、適正な施行を確保するために入札監視委員会の設置を求める陳情については、賛成少数により不採択と決定いたしました。 次に、陳情の審査における主な意見をご報告します。 陳情第5号においては、一般的に窓口の職員は来られた方皆に名刺を渡すということはしていなくて、名前が書いてあるプレートを下げて名刺に代えるということをしている。どうしても名刺が欲しいというふうに言えば、絶対拒否するということではないと思うけれども、ネームプレートで済むと思う。いかにも市役所の職員が度々不祥事、不始末をしているというような見方を基に、市役所職員の犯罪を防止するためにと言っているとすれば、それは誤解というか、年中不祥事を起こすということを前提としているのであればそうではないと思うし、名刺を要求する趣旨からしていかがなものかと思うとの陳情に反対の意見があり、原案について採決を行った結果、賛成者がなく不採択となりました。 続いて、陳情第10号においては、今回の陳情の中に、9月定例会に出した陳情と同じですという言葉があるが、本件は文面は違っても五、六回目になると思う。我々委員が委員会で決断して本会議でも不採択という中で、それを5回、6回もやるということは議会軽視ではないかと感じる。一生懸命一つひとつの議案陳情も含めて採決している、そういう意味を含めて、前回と内容が同じであるので賛成しかねるとの陳情に反対する意見や、なぜ同じ陳情を出したのかということで、委員会での否決の理由が、入札参加資格委員会があるから、あるいは電子入札を行っているからというようなことが主な理由になっているけれども、この問題の発端となった生駒市は電子入札も行っており、第三者委員会も設置されていることからすれば、それにかみ合った議論がされていないのではないか。陳情者がこういうことをぜひ議論してほしいという意図になかなかかみ合って議論されていないというようなことから、陳情提出になっているのだと思う。落札率が70パーセントくらいまで効果を上げている監視委員会は、本市のように財政難がひどければ特に必要ではないかと思うので、陳情に賛成したいとの陳情に賛成する意見、また、執行部は議会からの指摘、要望などを踏まえて、入札方法入札参加資格について、国や県の制度の見直し状況や過去の事例を参考に公正、適正な入札、発注に努力してきていると思う。市議会でも、予算委員会決算委員会常任委員会を通じて監督する機会はあるので、現状では監視委員会の設置は必要ではないと思う。もしおかしな入札があれば、その都度議会でも調査することができるのではないかというふうに思うとの意見や、最初の陳情は、視察の中でよい施策だからつくってもらいたいというのが主な内容だったと思うが、この間、サッカー場に関する入札において事件があった中で、第三者の監視が必要ではないかということで、状況が変わったのではないか。本市で仮に委員会をつくるとしたら、日当6,000円として3人で1万8,000円、年2回で3万6,000円でできるので、第三者の有識者の意見を聞くだけでも意味がある委員会ではないかと思うので、願意は妥当であるとの意見があり、原案について採決を行った結果、賛成少数により不採択と決定いたしました。 以上で本委員会に付託されました陳情2件の審査報告を終わります。 ○議長(北田宏彦議員) ただいまの委員長報告に対し、質疑を許します。 希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論ですが、通告がありますので、順次これを許します。 はじめに、秋葉好美議員の発言を許します。 秋葉好美議員。     (秋葉好美議員 登壇) ◆秋葉好美議員 私は、議案第1号 令和3年度大網白里一般会計補正予算(第6号)について、賛成の立場から討論を行います。 今回の補正予算では、市役所本庁舎整備に係る実施設計業務について、防水改修を中心に耐震補強防火シャッター消火設備受変電設備等電気設備の改修を内容として、第1期工事を行うための所要額が計上されています。 今回の議案審査の過程において、執行部からは、まずはこの第1期工事を確実に実行したいとの意見が示されました。工事内容については、現庁舎を維持存続すべく、長寿命化を図るために、耐震化や雨漏りなど構造上の問題の改善に加え、定期点検等で更新や改良の必要性の指摘を受けている各種設備について改修するものであり、いずれの工事内容も必要不可欠なものと判断でき、一刻も早い対応を強く望むところです。 なお、現在の計画では、全体事業を4つの工期に分割し、段階的に整備を行う予定となっているところですが、第2期以降については発注方法など今後の進め方を見直し、実施設計期間や工期を短縮することで、応分の経費削減が見込まれるとのことです。こういったことも踏まえた中で、慎重かつ的確に取り組んでいただきたいと考えます。 また、一部報道でも取り上げられているように、近年の建築資材の品不足や高騰化、人件費の上昇などにより、工事費の上昇も懸念されているところですが、引き続き活用が可能な補助金調査研究を重ね、有効な財源の確保に努めるとともに、庁舎等建設基金の範囲内での整備を念頭に、最善の努力を払われるよう期待するものです。 どうかこの工事が確実かつ速やかに実行され、併せて第2期以降分についても、経済性や効率性を十分見極めた上で的確に進められるよう、改めて強く要望いたします。 私の賛成討論といたします。 ○議長(北田宏彦議員) 次に、黒須俊隆議員の発言を許します。 黒須俊隆議員。     (黒須俊隆議員 登壇) ◆黒須俊隆議員 私からは、まずはじめに議案第1号、一般会計補正予算案に対し、賛成の立場で討論します。 本補正予算案の内容は、必要な財源もある内容で、多くの事業は問題ないと考えます。しかしながら、庁舎管理費として庁舎整備実施設計業務1,914万円が計上されている部分については、全て全くの賛成というわけではありませんが、一般会計補正予算全体の中では反対するまではないとの判断をいたしました。 問題の庁舎実施設計ですが、当初、市が議会にしていた説明では950万円だったものが、今回市が提案してきたのは2倍以上の1,914万円です。ちょっとしたミスや間違いでは済まされない額です。 市は、議会に対して説明する十分な時間があったにもかかわらず、議会開会直前全員協議会まで説明をしませんでした。許し難い不誠実さです。しかしながら、工事内容は必要かつ速やかに行わなければならないものです。市は、この失態を猛省し、今後に生かすようにしていただきたいと思います。 問題はこれだけではありません。今回の市庁舎の分割発注により、工事費についても大幅に増額される見込みが分かりました。また、分割発注により工期も遅れることがほぼ確実とのことです。 市によれば、4期に分割した事業計画のうち少なくとも2期のエレベーター工事までは何が何でもやりたいと考えているようです。当然、1期工事が終われば、すぐ2期工事に取りかかるべく進めることが予想されます。 一方、議会でも、エレベーター工事に反対する議員はほとんどいないのではないでしょうか。さきの総務常任委員会でも、エレベーター設置の陳情が全会一致で採択されています。そうであれば、市も議会も必要かつ速やかに行うことを求めていて、さらに、事業費は基金で賄われるので財源もある。それなのに、わざわざ分割発注工事費が数千万円、あるいはそれ以上増額するとすれば、これは市税の大きな無駄遣いと言わざるを得ません。 必要かつ確実に行う工事は、分割せずにやることで事業費も工期も減少するのは確実と担当課長は言っています。市は、少なくともエレベーター設置までの工事を一括発注できるように追加の補正予算を組み、議会に対してより丁寧に説明することを求めます。 以上で討論を終わります。 次に、陳情第5号 名刺に関する陳情について、反対の立場から討論します。 この陳情は、内容が分からない部分もあったので継続審査とし、より丁寧に審査してまいりました。陳情の内容は、市職員に対して課名の入った名刺を要求するものです。 一般論としては、公務員から名刺をもらいたいという気持ちは分からなくもないのですが、本市の職員は警察官などと違い、名札をつけています。名札は、名刺の代用としてある程度の機能を果たしていると考えます。 個別訪問などでは名刺が必要な場合もあるかもしれません。そのような場合に、陳情者の言うように課名が入った汎用型名刺があればよいかもしれないので、市にはどのような場合に名刺が必要なのかよく精査をして、必要に応じて予算措置をすべきだと考えます。 しかしながら、陳情者が言う犯罪防止、犯罪抑止等を目的にした全職員に対する名刺義務化は、現時点では時期尚早と考えるものでございます。 次に、陳情第9号 エレベーター設置に関する陳情について、賛成の立場から討論します。 市役所庁舎3階には、議会傍聴席だけではなく、議会本会議場、議会事務局、監査委員事務局もあり、エレベーターがないことは、多くの市民から議会傍聴に限らず様々な権利を奪っていることは明白です。 障がい者や高齢者にとって、バリアフリー実現のために必要不可欠なものであり、これまでに何もせず放置してきた市長の責任は大変重く、糾弾されなければならないものです。陳情にもあるように、速やかに設置すべきものと考えます。 次に、陳情第10号 入札の透明性、競争性、適正な施行を確保するために入札監視委員会の設置を求める陳情に賛成の立場から討論します。 この陳情は、陳情の表題のとおり、入札の透明性、競争性、適正な施行を確保するためには入札監視委員会の設置が有効であるので、議会が市に対して設置を求めるように陳情されたものです。 市が適正な入札をするために、この方法よりももっと有効な方法があるというなら、入札監視委員会にこだわる必要はないと思いますが、入札監視委員会は国土交通省が推奨し、かつ低予算で実現できる方法なので、市が入札監視委員会の設置に費用対効果があるかどうか検討する程度のことになぜ議会の側が反対するのか理解に苦しみます。 本陳情の委員会審査では、陳情者が9月議会に出した陳情と内容が同じだと言っていることに対して、言葉尻を捉えて中身を見ずに、議会軽視、何度も同じなどとし、反対する意見が相次いでいましたが、これでは揚げ足取りです。 陳情者は、これまでの陳情審査の疑問点を具体的に細かく挙げ、その上で入札監視委員会必要性を再度訴えているもので、決して議会軽視ではなく、この陳情を正面から議論しないことこそ市民軽視ではないでしょうか。言葉尻を捉えて中身を議論せずに本陳情を葬ることは、議会人として許されることではありません。 今年3月に、議員の多くの反対で不成立になった市営サッカー場指定管理者選定の入札の欠点も、入札監視委員会で議論すべき内容かもしれません。議会で全ての入札案件を監視することには限界があります。この陳情の内容は、市にとってやろうと思えば簡単にでき、効果の期待できる内容だと私は考えます。 この陳情が採択でも、たとえ不採択でも、市が入札監視委員会の設置により入札の透明性、競争性、公平性に効果があるのかどうかを検討することを最後に求め、賛成の討論といたします。 ○議長(北田宏彦議員) ほかに希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより順次採決を行います。 はじめに、議案第1号 令和3年度大網白里一般会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第8号 大網白里市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)
    ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第14号 令和3年度大網白里一般会計補正予算についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第14号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、陳情第5号 名刺に関する陳情を採決いたします。 本案に対する委員長報告は不採択であります。 本案を採択することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立なし。 よって、陳情第5号は不採択とすることに決定いたしました。 次に、陳情第9号 エレベーター設置に関する陳情を採決いたします。 本案に対する委員長報告は採択であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、陳情第9号は採択することに決定いたしました。 次に、陳情第10号 入札の透明性、競争性、適正な施行を確保するために入札監視委員会の設置を求める陳情を採決いたします。 本案に対する委員長報告は不採択であります。 本案を採択することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立少数。 よって、陳情第10号は不採択とすることに決定いたしました。 次に、文教福祉常任委員会に付託されました議案5件及び陳情1件の審査結果について、委員長の報告を求めます。 文教福祉常任委員長、岡田憲二議員。     (文教福祉常任委員会委員長 岡田憲二議員 登壇) ◆文教福祉常任委員会委員長(岡田憲二議員) それでは、文教福祉常任委員会に付託されました議案5件の審査報告をさせていただきます。 議案の審査結果につきましては、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、議案第2号 令和3年度大網白里市国民健康保険特別会計補正予算、議案第4号 令和3年度大網白里市病院事業会計補正予算、議案第7号 大網白里市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第9号 大網白里市立国保大網病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第12号 損害賠償の額の決定及び和解については、いずれも賛成総員により原案可決となりました。 次に、本委員会に付託されました案件の審査のうち、主な質疑を要約してご報告いたします。 はじめに、議案第2号でございますが、国民健康保険の納付金額が予算より増えたということについて、主にどういった項目が増えたのかとの質問に対し、千葉県が取りまとめて事業を行っており、医療費の負担金額が増えたとの答弁がございました。 次に、議案第4号でございますが、特殊建築物防火設備及び建築設備点検報告書作成業務とは具体的にどのようなものかとの質問に対し、建築基準法に基づき、特定建築物は2年に一度、建築設備と防火設備は毎年、定期点検報告書を作成する義務があり、これらを令和4年5月末までに報告するものであるとの答弁がございました。 次に、議案第7号でございますが、出産育児一時金42万円は、他の市町村と比べてはどうかとの質問に対し、全市町村一律であるとの答弁がございました。 次に、議案第9号でございますが、文書料といって大網白里市が一番高くなってしまうというようなことがあるのではないか、この質問に対し、障害では10病院のうち2か所が7,700円、5つの病院が5,500円としている。このため、大網病院が5,500円と定めることについて、高くないと考えている。また、保険についても、5,500円の病院が10病院のうち6か所あり、そこに大網病院が合わせることになるので、大網病院を含めた11病院のうち7か所が5,500円で横並びになるというようなことから、大網病院が突出しているとは考えていないとの答弁がございました。 このほか、3,300円から5,500円に上がった影響で逆に収入が減る心配はないかとの質問に対し、多くは保険会社自賠責に関わってくるものであり、事故が減らない限りは文書が減るということは考えにくい。また、県内の国保病院の状況を見ても、5,500円としているところが過半数を占めていることから、極端に減るということは考えていないとの答弁がございました。 次に、議案第12号でございますが、検査結果の誤認ということでありますが、誤認の原因は。また、改善案はどのように考えているのかとの質問に対し、検査の誤認はシステム上の不具合ではなく、人為的なミスである。医師が、検査結果の数値について本来であれば薬剤を投与しなければならないと判断すべきところを、薬剤投与不要と判断してしまったものである。改善案としては、これまでは医師と薬剤師が各1名で確認していたものを、医師2名、看護師1名というようにチェック体制を強化しているところである、このような答弁がございました。 また、議案第12号の質疑に際しては、ミスは起こり得ることであるが、改善案についてはきちんと進められたいとの意見や、県立東金病院を廃止して東千葉メディカルセンターへ移行するというとき、本市はそこから離脱する中で、大網病院は市民の大切な病院であると訴え続けてきた。このような人的ミスがあると信用が落ちる。市民以外も大勢が来る大切な病院であるので、今後このようなことのないようにぜひ努力していただきたいとの意見がありました。このことを申し添える次第であります。 以上で本委員会に付託されました議案5件の審査報告を終わります。 引き続き、本委員会に付託されました陳情1件の審査報告をさせていただきます。 陳情の審査結果につきましては、お手元に配付の陳情審査報告書のとおり、陳情第11号 児童・生徒の健康と学習権が守られるために女子トイレ個室への生理用品の設置を求める陳情については、賛成少数により不採択と決定いたしました。 次に、陳情の審査における主な意見をご報告いたします。 陳情第11号においては、学校では以前から生理用品を保健室に置いており、持参していない生徒に渡している。その際に、エチケットとして自分で準備しておく習慣を身につけることなど、教育的な観点からの話をするとのことである。子どもから話を聞くことで家庭の状況も把握できるし、置いてあればそれが当たり前になり、意識もなくなるのではないかという声もあり、衛生面や補充に当たる教員の負担等の課題もあることから、今後の財政状況を見ながら進めていけばいいと思うと、このような意見や、生理の貧困が問題になることは理解するが、生理に対する理解を深める活動が必要である。引き続き教育現場の意見を聞いて進めていくことである。現状、財政が苦しい折でもあるので、トイレに常に補充をするというのは疑問に感じるなど、陳情に反対する意見や、保健室へ行くのは気持ちの問題であり、友達から借りるということについても積極的な人ばかりではないので、トイレに置いてあれば非常に助かるという意見がある。財政的な問題はあるけれども、多大な支出ではないと思うので、これからの子どもたちのためにぜひ考えていただきたいとの陳情に賛成する意見があり、原案について採決を行った結果、賛成少数により不採択と決定いたしました。 以上で本委員会に付託されました陳情1件の審査報告を終わります。 ○議長(北田宏彦議員) ただいまの委員長報告に対し、質疑を許します。 希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論ですが、通告がありますので、順次これを許します。 はじめに、林 正清子議員の発言を許します。 林 正清子議員。     (林 正清子議員 登壇) ◆林正清子議員 陳情第11号 児童・生徒の健康と学習権が守られるために女子トイレ個室への生理用品の設置を求める陳情書についての賛成討論を述べさせていただきます。 陳情趣旨には、世界中で存在していた生理の貧困から、日本でも内閣府男女共同参画局による取組から、千葉県内の自治体の取組実施状況及び本市においても4月より、必要とする市民に防災備蓄を使って生理用ナプキンが配布された経過が示されておりました。 さらに、陳情者団体により、市内10校の小・中学校に生理用ナプキンと、個室に配置ができるような手作り小袋を送り、訪問した際には、学校内の生理に関する生徒の実情を校長先生、教頭先生、養護教諭に伺うことができたと述べられていました。そのときに、小学校では、生理の周期がまだ不確定で、予定外に生理になり、休み時間に保健室に受け取りに来て授業開始に間に合わない児童がいる。中学校でも同様であったそうです。 この件について、私は家庭で伴侶と話しました。伴侶が開口一番、小学生のときは突然やってくるよね。◯◯ちゃんが、真っ青になって保健室に駆け込んでいた。そうそう、五十数年前の小学生の私も突然やってきて、心の中がパニック状態。どうしよう。先生にも言えず、不安な気持ちで家に帰って、やっとの思いで家の人に伝えたわ。学校でも、女子は高学年で生理に関して学ぶけれども、いつの時代でも心の在り方は同じで、パニックになる。でも、今の時代、世界中で生理のことがこんなにオープンになっていることが不思議だけれども、環境が整えられたら素直にうれしいことよね。このような会話をしました。 あのときの小学生の私が今の時代にいたなら、トイレの個室にも生理用ナプキンがあったなら、ああ助かった、担任の先生に伝えようと安堵していたことでしょう。 3.11、東日本大震災のときに、略奪のない日本人の美しさ、正しさに世界中が驚いたと聞きました。その美徳を否定するような、生理にかかわらず持っていってしまう懸念は、持ってほしくありません。設置も工夫次第、文言が大事だと思います。 学校は、教室で授業を受けることだけが教育ではないことと、廊下や校庭、全てのところが学びの場、社会に飛び出すところです。私が今でも鮮明に覚えているのは、小学校の手洗い場に、一滴の水も無駄なく大切にという注意喚起の文言が貼られていました。きちんと蛇口を締めましょう、また、そのときの時代も反映していたことでしょうが、ただ置くだけではなく、思いやりの文言があれば、判断力やパニック緩和につながることと思います。 よくコンビニのトイレなどに、きれいに使ってくれてありがとうございますとの文言が貼られてあります。今の時代に合った注意喚起の文言で、大切に使おうとの意識が芽生えます。突然の出来事にも、文言、目に映る環境づくりも大切な教育環境整備であると確信しております。 そのような今の時代に合った教育環境整備をお願いして、私の賛成討論とさせていただきます。ご清聴、誠にありがとうございました。 ○議長(北田宏彦議員) 次に、蛭田公二郎議員の発言を許します。 蛭田公二郎議員。     (蛭田公二郎議員 登壇) ◆蛭田公二郎議員 私は、議案第9号 大網白里市立国保大網病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてに反対の立場から討論します。 今回の条例改正によって、大網病院の4つの文書料金を改正しようとしています。改正4か所のうち、1つが引下げ、3つが引上げですが、最も影響の大きいのが一般の診断書手数料です。障害等診断書とその他診断書を除く一般の診断書が今回、現行3,300円から5,500円へと、2,200円も大幅に引き上げられます。 先ほどの委員長報告によりますと、審査の中で、大網病院と同規模の十の病院の診断書の紹介がありました。十のうち2か所が7,700円、5か所が5,500円、本市がこの5,500円になれば、11か所のうち6か所が5,500円と、こうなるというお話でした。 しかし、10病院というのは、先ほどの2か所の7,700円、5か所の5,500円以外にもっと安い病院があるわけですね。全体が5,115円ということは、残りの3か所ですか、3か所はかなり安いということになると思うんです、これは数字の紹介はありませんでしたけれども。 いずれにしても、10病院の平均は5,115円ですから、本市が5,500円ということになれば、同規模の10病院に比べても880円も高いと、こういうことになります。診断書の令和2年度の実績、当局から説明に際して資料がありましたけれども、年間1,623件で、多くの市民が日常的に利用しているものです。年間影響額は357万円、これだけ増えるということなんです。これだけ市民負担が増えるということなんですね。 いずれにしましても、現行料金に対して60パーセント以上もの大幅引上げ、そして他の同規模の病院に比べても、病院の平均額をも上回る、そういう引上げになるわけで、到底納得できません。 大網病院の経営改善は再三指摘されているところですが、このように市民負担による経営再建は市民が望むところではない。そのことを申し上げまして反対討論とします。 ○議長(北田宏彦議員) 次に、黒須俊隆議員の発言を許します。 黒須俊隆議員。     (黒須俊隆議員 登壇) ◆黒須俊隆議員 私からは、陳情第11号 児童・生徒の健康と学習権が守られるために女子トイレ個室への生理用品の設置を求める陳情書について、賛成の立場から討論いたします。 本陳情は、いわゆる生理の貧困対策として、市内小・中学校の女子トイレ個室に生理用品を継続的に設置するために市の支援を求める内容です。本市は、県内他の自治体と比べ比較的早い段階で対応され、現在も続けておられると承知しています。子どもたちの健康と学習権が守られるすばらしい施策です。 委員会審査では、あたかも生理の貧困対策となっていないかのような意見がありましたが、事実ではありません。私は、教育委員会管理課を通して確認いたしましたが、この試みはまだ始まったばかりで、各学校等で検証作業は行われていないので、効果のあるなしを現時点で判断しているものではなく、当面続けていく方針であることを伺いました。 大網中学校では、必要な人は必要な数だけ使ってくださいと表示をしているそうです。白里中学では、困っている人が困っているときに使えるように大切に使ってくださいと表示しているそうです。それぞれの学校で、それぞれの工夫をして進めていることがよく分かります。まさにこのような試みこそが子どもたちの学びとなっているのではないでしょうか。 始まったばかりなので、まだまだ工夫の余地があるかもしれません。本陳情を行っている市民団体も、引き続き支援をしたいと言っているようです。現時点で、市に多額の財政負担があるわけではない事業です。市も積極的に支援している中で、この陳情を不採択にして、議会が市に対して間違ったメッセージを送ることになってはいけません。そうならないためにも、本陳情に賛成することを訴え、賛成討論といたします。 ○議長(北田宏彦議員) ほかに希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより順次採決を行います。 はじめに、議案第2号 令和3年度大網白里市国民健康保険特別会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第4号 令和3年度大網白里市病院事業会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第4号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第7号 大網白里市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第9号 大網白里市立国保大網病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立多数。 よって、議案第9号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第12号 損害賠償の額の決定及び和解についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第12号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、陳情第11号 児童・生徒の健康と学習権が守られるために女子トイレ個室への生理用品の設置を求める陳情を採決いたします。 本案に対する委員長報告は不採択であります。 本案を採択することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立少数。 よって、陳情第11号は不採択とすることに決定いたしました。 次に、産業建設常任委員会に付託されました案件のうち請願第4号の審査結果については、お手元に配付の請願審査報告書のとおりであります。 お諮りいたします。 本件についての委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認め、さよう決しました。 次に、産業建設常任委員会に付託されました議案4件の審査結果について、委員長の報告を求めます。 産業建設常任委員長、石渡登志男議員。     (産業建設常任委員会委員長 石渡登志男議員 登壇) ◆産業建設常任委員会委員長(石渡登志男議員) それでは、産業建設常任委員会に付託されました議案4件の審査報告をさせていただきます。 議案の審査結果につきましては、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、議案第3号 令和3年度大網白里市ガス事業会計補正予算、議案第5号 令和3年度大網白里市下水道事業会計補正予算、議案第10号 大網白里市下水道条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第11号 大網白里市都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の制定については、いずれも賛成総員により原案可決となりました。 次に、本委員会に付託されました案件の審査のうち、主な質疑を要約してご報告いたします。 はじめに、議案第3号でございますが、債務負担行為の設定ということであるが、今回は令和4年度から5年間、限度額を決めて支払いをしていくということでよろしいかとの質問に対し、そのとおりであるとの答弁がございました。 次に、議案第5号についてでございますが、正式に予算計上された場合はどのような形で議会に報告されるのかとの質問に対し、今回の補正予算を承認していただいた場合は、年明けに農業集落排水とコミニティ・プラントを併せて入札を行う形になる。今回は農業集落排水しか計上していなかったので、新年度以降については維持管理費のコストを下げる意味からも、コミニティ・プラントも行っていこうと思う。今後は農業集落排水、コミニティ・プラント、公共下水道を含めて新年度予算に盛り込んで提示させていただきたいとの答弁がございました。 続いて、議案第11号についてでございますが、権限委譲を受けることによるメリット、デメリットはとの質問に対して、今までは市が受け付けて土木事務所に申達する流れであったが、今後は市だけでできることから、1週間から2週間の手続の短縮が図られる。また、県道沿いに店舗が建てられることになることによって市街化調整区域に住んでいる方の利便性が向上し、海岸地区についても海岸レクリエーション施設によって地域の活性化が図られる。さらに、属人性の排除により建て替えができることになり、空き家防止や建て替え要件のないところに家を建てられるようになることから、流入人口の増加が図られるのではないかと考えている。デメリットとしては、許可の完了検査などを全て市が行うことになるので、事務量が多少増加するということが考えられるとの答弁がございました。 また、生活利便に資する施設はどのような店舗か、海岸レクリエーションに資する店舗とはどのようなものかとの質問に対し、生活利便施設については規則で掲げたものとなるが、特に制限を設けるわけではないが、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律により規定される施設を除くということで考えている。海岸レクリエーションに資する施設とは、マリンスポーツに関するものとか釣り具店、水着の販売を主とする店、飲食店などであれば認められるとの答弁がございました。 また、海岸の利便性という話もあったが、地震も頻繁に起きている中で海岸のほうにそういうものをということを考えると、よほど検討していかないといけない。逆に、スマートインターチェンジ周辺について、せっかく立派なスマートインターチェンジができたにもかかわらず、どれだけの台数が通っているのかということを考えたとき、もっとそちらにも注視していくべきではないかと思う。スマートインターチェンジ周辺の利便性向上を図ることもいいと思うがいかがかとの質問に対し、今回の条例は、総合計画に適合する開発行為の許容ということで、第6次総合計画でうたわれているものを入れ込んだ。スマートインターチェンジ周辺については、今の開発の許可基準でも物流施設等についての設置基準がある。今後、総合計画でスマートインターチェンジについて明記されれば、条例改正として対応できるというふうに考えているとの答弁がございました。 また、大網白里市は調整区域が非常に多く、家もなかなか建てられない。利便施設も難しい。そういった意味で、この条例は非常に理にかなっている。答弁の中に、事務量が増えるというデメリットがあったが、大変だと思うがメリットが非常に大きいので、市民生活に密着した店舗や住宅のスムーズな建築につながることを期待し、頑張っていただきたいとの意見がございました。 なお、議案第10号については特に質疑等はありませんでした。 以上で本委員会に付託されました議案4件の審査報告を終わります。 ○議長(北田宏彦議員) ただいまの委員長報告に対し、質疑を許します。 希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、質疑を終結いたします。 次に、討論ですが、通告があります。 蛭田公二郎議員の発言を許します。 蛭田公二郎議員。     (蛭田公二郎議員 登壇) ◆蛭田公二郎議員 議案第10号 大網白里市下水道条例等の一部を改正する条例の制定についてに反対の立場から討論します。 もとより、本市の下水道料金は県内下水道34団体中、芝山町に次いで2番目に高い料金ですが、今回の改正によって芝山町に迫る水準になります。先般行われた本会議の際の当局の答弁では、下水道使用料金の引上げは過去3度行われ、引上げ幅は14から16パーセントとのことでした。今回は、13パーセントから25パーセントということになります。 20立米以上だけを見ると、引上げ幅はこれまでと同程度ですが、10立米以下のところは、これまで基本料金だけでよかったのが、今回新たに料金が設定され、そして基本料金も引上げとなるダブルパンチで、25パーセントもの大幅引上げとなります。 調べたところ、平成30年度ですが、県内34団体を見ても、基本料金以外に10立米以下にも料金設定しているのは千葉市、銚子市、船橋市、柏市、八千代市の5団体だけです。10立米以下の世帯というのは、低所得者層も多い使用階層ですから、コロナ禍での影響は決して少なくありません。 今、国を挙げてコロナ禍で苦しむ弱者をいかに救済しようかというときに、今回の引上げはこれに逆行するもので、到底納得できません。賛成できないことを申し上げて、反対討論とします。 ○議長(北田宏彦議員) ほかに希望者はありませんか。 石渡登志男議員。     (石渡登志男議員 登壇) ◆石渡登志男議員 私からは、議案第10号 大網白里市下水道条例等の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論をしていきたいと思います。 下水道使用料の、皆様方にとりましてはご負担をお願いするわけでございますから、大変心苦しい、厳しい内容かもしれません。皆様方もご承知のとおり、下水道事業というのは公営企業でありますね。公営企業の場合は、利益も確保していかなければなりません。 また、本市は非常に厳しい財政状況であります。そういう中において、一般会計からの繰入れも削減をしていかなければなりません。 さらに、これだけにとどまらず、管渠の問題もありますね。給水、排水、給排水の問題があります。総称して管渠と、こう呼んでおりますけれども、この問題もあるんですね。 大網白里市が公共下水道事業を開始したのが、平成3年度、初めて開始したのが平成3年度からと言われています。そうなりますと、もう数十年たっているわけでございますね。その中において、この管渠の耐用年数は約50年ぐらいであると言われています。そうなりますと、もうかなりの、ある程度の年数を経過したことになるわけでございます。このお金は、莫大な費用がかかると言われています。 また、皆様方もご承知のとおり、下水道の処理施設の浄化センター、こういった問題もございますね。非常に厳しい財政状況、そして非常に厳しいコロナ禍での市民の皆様方に対するこのような下水道使用料のご負担については、先ほどお伝えしたとおり非常に心苦しいものもあります。しかし、突然大幅な、急激な値上げを持っていったならば、さらにより一層、市民の皆様方が厳しい状況になってくるのではないかと、私はそのような判断をしています。 ですから、今回のこの議案第10号につきましては、非常に厳しい内容ではありますが、どうぞご理解をしていただきまして、私からの賛成の立場の討論を終わりにしたいと思います。 ○議長(北田宏彦議員) ほかに希望者はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより順次採決を行います。 はじめに、議案第3号 令和3年度大網白里市ガス事業会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第3号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第5号 令和3年度大網白里市下水道事業会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第5号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第10号 大網白里市下水道条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立多数。 よって、議案第10号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、議案第11号 大網白里市都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の制定についてを採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、議案第11号は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、請願第4号 太陽光発電設備設置および同発電事業より自然環境と住民を守る条例制定に関する請願を採決いたします。 本案に対する委員長報告は採択であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(北田宏彦議員) 起立総員。 よって、請願第4号は採択することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。     午後0時37分 休憩-----------------------------------     午後2時00分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    宮間文夫議員 ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第3 常任委員の選任について ○議長(北田宏彦議員) 日程第3、常任委員の選任を行います。 常任委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、総務常任委員に土屋忠和議員、上代和利議員、山下豊昭議員、蛭田公二郎議員、小金井 勉議員、黒須俊隆議員、文教福祉常任委員に引間真理子議員、森 建二議員、小倉利昭議員、堀本孝雄議員、宮間文夫議員、岡田憲二議員、産業建設常任委員に中野 修議員、林 正清子議員、石渡登志男議員、田辺正弘議員、秋葉好美議員、以上のとおり指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認めます。 よって、各常任委員会の委員は、ただいま指名のとおり決定いたしました。----------------------------------- △日程第4 議会運営委員の選任について ○議長(北田宏彦議員) 次に、日程第4、議会運営委員の選任を行います。 議会運営委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、中野 修議員、山下豊昭議員、小金井 勉議員、石渡登志男議員、田辺正弘議員、秋葉好美議員、岡田憲二議員、以上のとおり指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認めます。 よって、議会運営委員会の委員は、ただいま指名のとおり決定いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時02分 休憩-----------------------------------     午後2時22分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    宮間文夫議員 ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の日程に入る前に、各常任委員会並びに議会運営委員会の正副委員長が互選されましたので、ご報告をいたします。 総務常任委員会委員長黒須俊隆議員、同副委員長に土屋忠和議員。 文教福祉常任委員会委員長に岡田憲二議員、同副委員長に堀本孝雄議員。 産業建設常任委員会委員長に中野 修議員、同副委員長秋葉好美議員。 議会運営委員委員長に小金井 勉議員、同副委員長に岡田憲二議員。 以上のとおりです。----------------------------------- △日程第5 議員派遣について ○議長(北田宏彦議員) 次に、日程第5、議員派遣についてを議題といたします。 会議規則第159条第1項の規定により、千葉県南市議会議長会主催による議員研修会へ議員の派遣をしたいと思います。 目的、講演会に参加のため。 派遣場所、大網白里アリーナ。 期日、令和4年1月13日。 派遣議員、土屋忠和議員ほか16名。 以上のとおり議員派遣をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認めます。 よって、千葉県南市議会議長会主催による議員研修会に土屋忠和議員ほか16名を派遣することに決定いたしました。 続いて、千葉県南市議会議長会主催による研修会へ議員の派遣をしたいと思います。 目的、講演会参加のため。 派遣場所、オークラ千葉ホテル。 期日、令和4年1月27日。 派遣議員、小倉利昭副議長。 以上のとおり議員派遣をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認めます。 よって、千葉県南市議会議長会主催による研修会へ小倉利昭副議長を派遣することに決定いたしました。----------------------------------- △日程第6 閉会中の継続調査に付することについて ○議長(北田宏彦議員) 次に、日程第6、閉会中の継続調査に付することについてを議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に配付のとおり、議会運営委員長から閉会中の継続調査の申出がありました。 これを許可することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北田宏彦議員) 異議ないものと認めます。 よって、議会運営委員会の委員長からの申出は許可することに決定いたしました。 以上で今期第4回定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。 これをもって令和3年大網白里市議会第4回定例会を閉会いたします。 なお、令和4年第1回定例会の開会日は、市長との日程調整により、2月17日を予定させていただきます。 お疲れさまでした。     午後2時25分 閉会 署名議員      議長     北田宏彦      副議長    小倉利昭      署名議員   森 建二      署名議員   蛭田公二郎...